最近の葬儀事情(家族葬partⅡ)
前回は家族葬って葬儀は無いんですよ~ってお話をしましたので今回はその先に行きます。
最近はここ大和高田市でもほとんどのお家の方が「家族葬」って言われます、家族葬って
ダメな感じに書いていますが核家族の良いところもあるのです、以前のように誰かが亡くなったと聞けば仕方なしにでも行かなければならなかった葬儀ではなく「家族葬でって」
言えば義理で参列を思っている方は参列をしなくなり、故人様やご親族様と本当に関係のある方が参列をされ必要以上にざわつく事もなく故人様との限られたお別れの時間をゆっくりと過ごして頂けるようになりました。
家族葬と言うのは注意すべきところに気を付けて頂ければいい葬儀にもなると思います、
ただ何度も言うようですが家族葬と言う葬儀は無いのです、規模は小さくなっても宗教者の方が関われば全て葬儀なのです、葬儀の規模が小さくなるのは現在の超高齢化現象が背景にあるからなので全国的な流れですのです。
最近スマートフォンなどでインターネットのポータルサイト(紹介システム)で葬儀を依頼されるお家が増えていますがこのサイトは葬儀のシステムを組み立てお客様と電話でやり取りをしてお客様の地域で登録(契約)をしている葬儀業者に委託をするというのがほとんどです。
システムとしては合理的でいい内容を組まれているように思うのですが、お客様の声をお聞きして私が感じる問題点として何点かあります。
まずひとつは葬儀には基本的に地域性があります、葬儀はもともと自宅から発生して地域の人たちの協力があり遺族、親族と地域の人達が一体となって遺族を慰め、故人を一緒に送り出しています。
時代が変わり葬儀の規模や地域の人達のお手伝いの内容も多少変化はしてきましたが地域性は残っています、ポータルサイトでは地域性も、葬儀の本質も考えていないシステムだけですのでその点でお客様の思っている葬儀とは違った内容だったとよく聞きます。
それとひどいのは登録業者がポータルサイトの内容以外に必要経費を上乗せして法外な金額を請求しているケースもけっこう聞きます。
サイトの内容以外に多少の費用がかかるのはお客様も理解しているのですが、ひどいケースではポータルサイトで約束をした設定金額の3倍や4倍相当の支払いをしたというお客様も何軒かあり最近ではよく聞きます。
あるお客様はインターネットのポータルサイトやホームページも信用できないとお怒りでした、このお客様が声を大きく言われていたのが「ひとの葬儀を何だと思っているんだろう」となげいておられました。
確かに時代の流れでインターネットで葬儀の紹介もありだと思いますが利益の追求だけでなく、もっとお客様の立場を考えて葬儀の本質を理解してほしいですね、これにはポータルサイトだけでなく登録業者にも問題があります。
私どもグランドホール高田ではお客様の声を親身にお聞きしてお客様が望んでいる葬儀の組み立てをして一生懸命おせわをさせて頂きます。
最近の家族葬や葬儀の流れの一部をお話しさせて頂きました、今回はこのこのへんで置きます、次回も最近の葬儀事情について書こうかなと思っています。